エラーメール処理について

メール送信時にReturn-Pathに「エラーメールを受信するアドレス」を設定していると、「エラーメールを受信するアドレス」または「Fromアドレス(送信元アドレス)」にエラーメールが戻ってきます。 (※100%返ってくるわけではではございません。エラーメールを返してくれない受信サーバーも存在します。)
エラーメールには
・システムを設置している送信サーバーから送信できないときのエラーメール
・送信処理は行なったが、受信するメールサーバーが受信できないというメールを返送してくれるときのエラーメール
があります。
いずれのエラーメールについてもご利用のメールサーバーの設定によりますので、システムから配信後にエラーメールを受信→受信したエラーメールをどうするのかを運営者が判断するということになってきます。
※エラーメールを返してくれるとしても、すべての受信サーバーが本当のエラー内容を返信してくれるとは限らない(セキュリティ、ユーザー保護のために)のでたいへんにやっかないことのひとつでもあります。

1.エラーメールの種類

主なエラーのパターンとメッセージ内キーワード例
  • 送信先のサーバー自体が見つからない
    ・Host or domain name not found.
  • ネームサーバータイムアウトで送信できない
    ・Name server timeout
  • 受信拒否(配信速度超過、ブラックIPアドレス、ブラックドメイン)していますよ
    ・Please contact your Internet service provider since part of their network is on our block list.
    ・Our system has detected an unusual rate of unsolicited mail originating from your IP address. To protect our users from spam, mail sent from your IP address has been temporarily blocked. Review our Bulk Senders Guidelines.
  • 送信先サーバーは存在するが、サーバー内には、受信してくれるアカウント(ユーザー)が存在しない
    ・user unknown
    ・User unknown
    ・no mailbox here by that name
  • 受信者のメールボックスの容量オーバー
    ・maildir over quota
    ・452-4.2.2 The email account that you tried to reach is over quota
  • 転送先に転送したが転送先のアドレスが存在しない
などになります。(※キーワードはほんの一例です。)
【大手メールサービス会社のエラーメールメッセージについてのページ】
ヤフー: エラー コード
ホットメール系:ホットメールトラブルシューティングのページのSMTP エラー コード
エラーメール個々についての解説などは基本的に個別対応が無理なので、お手数ですがエラー内容を元に検索で調べてみてください。

2.エラーメール対処

エラーメールを受信したら→そのアドレスについて次回から配信しない
と一発で判断できれば良いのですが、
エラー原因が一時的なものなのか?恒常的なものなのか?
メールアドレス保有者さんの設定忘れなのか?
すぐに判断がつかないので難しいところです。

かといって届かないところに短期間になんども送信をすると今度は、その受信サーバーからブラックIP、ブラックドメイン扱いされる可能性が高くなります。
ということで
最終的にどうするのかは、配信停止をするルールを仮決めするなどして
→配信停止処理→配信→改善を繰り返すことになります。
ネット商人Proの管理画面または、エラーメールを受信することによってエラーメールの内容をみることができますのでその内容で判断をお願いします。
【配信停止をするルール仮決めの例】
  • 送信先のサーバー自体が見つからない
    → すぐに配信停止もしくは2,3回連続で配信停止
  • ネームサーバータイムアウトで送信できない
    → 2,3回連続で配信停止
  • 受信拒否(配信速度超過、ブラックIPアドレス、ブラックドメイン)
    → (ブラックIPアドレス解除できる場合は、解除してもらってから)配信速度を落として配信
    どうしてもブラックIP解除してもらえない場合には配信に利用しているサーバー変更
    ドメインブラックの場合はドメインの変更など
  • 受信サーバーは存在するが受信してくれるアカウント(ユーザー)がサーバー内に存在しない
    → 配信停止
  • 受信メールボックスの容量オーバー
    → 2、3回連続の場合→受信者に別の方法、別のアドレスで連絡とれるなら知らせてみる→届くようになったらログのみ削除
  • 転送先に転送したが転送先のアドレスが存在しない
    → これ、、やっかいです。
    受信者さんがaaa@xxxx.comで登録。
    受信者さんがaaa@xxxx.comへのメールを bbbb@yyyy.com に転送するように設定。という状況になります。
    エラーメールのほとんどは、bbbb@yyyy.com のサーバーからきているので、
    1.エラーメッセージから、システムが送信している登録アドレス(aaa@xxxx.com)を探して、
    2.エラー内容に応じてエラーメール処理
    となるかと。(個別に連絡取れる場合は転送解除してもらうとか。)
登録してもらうメールアドレスで連絡がとれない、なんどもエラーで返ってくる場合に連絡がとれるように、大切な情報を登録してもらう場合は
電話番号や、予備用のメールアドレスを入力しておいてもらうなどもひとつの手です。
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